早生鮭と晩生鮭

Posted at 11/18 2015年サケ釣り »

荒川で早生(わせ)鮭というと10月中旬から遡上してくる銀色でピカピカの小ぶりな鮭のことでした。その昔、北海道から魚卵が持ち込まれ放流→回帰した鮭の子孫と言われています。(はっきりした記録はないです)
時期的に「ハシリ」の食材ということで食べられてしまう運命をたどったようです、ということは採卵できないので早生鮭の遡上が徐々に減って「10月はサケが釣れない」という感触が根付くことになりました。
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このままぢゃイケナイ!と奮起した荒川漁協が根気強く採卵に努力した結果、昨年・今年の宿泊パックでのフィーバーへとつながりました。今この時期にサケ釣りを熱く語れるのは、人知れない努力があったからなのです。

荒川で晩生(おく)鮭と言われる鮭こそが荒川の在来種で、ブナっけたっぷりで鼻曲り、そして大型であるというDNAを持っていると思われます。アニキと呼ばれる(勝手に呼んでいる)10kg超クラスの鮭が荒川の晩生鮭の典型と言えるでしょう。
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実は2007年の荒川サケ釣り解禁の年は10月が不漁すぎてサケ釣りを中止した・・・という経緯があります。やがて荒川のサケ釣りの最盛期は11月最終週から12月の第一週というのが固定概念化してしまいましたが、最近は異変を感じます。遡上の時期が分散していた早生鮭と晩生鮭、今や入り混じってます。もしかして産卵事業で混血が進んだ?

あくまでの女将の「感じたまま」を述べました、しっかりしたデータによる見解ではありませんので御了承下さいませm(__)m

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